2014年2月20日

滋賀県放射性物質拡散予測、すべて公表

滋賀県大津市の市民が、情報公開請求した結果公開された滋賀県が独自に作成した放射性物質の拡散予測図です。
これまで、福井県を含む他県の予測図は非公開でした。

滋賀県シミュレーション全体

原発事故の避難計画知っていますか?(リーフレット)

若狭の原発で事故が起こったとき、福井県と関西広域連合の避難計画ガイドライン(素案)では、高浜町・おおい町・小浜市・若狭町の住民(約6.7万人)は兵庫県に避難することになっています。また原発から30km圏内の京都府・滋賀県の住民(約18.7万人)は兵庫県・大阪府等に避難する計画です。しかし、避難計画の具体化は進んでいません。このまま再稼働が強行されていいのでしょうか。

どこに避難するの?自分の市町が避難先になっていることを知っていますか?
避難先のどの施設に行くのかは、まだ公表されていません。役場・市役所に問い合わせてみてください。

原発事故の避難計画知っていますか?

2014年2月10日

電力会社の重大事故シナリオでは、避難できない 2月5日政府回答で明らかに

5km圏内住民:事故発生と同時に「避難の準備」/20分後には避難中
30km圏内住民:炉心溶融が始まっても「避難の準備」/0.5mSv/hの線量確認で避難

1月29日に22市民団体の主催で政府交渉を行いました。その後追加質問を出し、2月5日付で規制庁から回答がありました。回答の中から、重大事故シナリオ時の避難問題について紹介します。
関電等の電力会社は、重大事故シナリオとして、一次系配管破断・ECCS注入失敗等を想定し、その場合に圧力容器に注水することなく、全ての燃料を炉心溶融させメルトスルーさせるシナリオを描き、それが現在審査中です。
この重大事故シナリオで、住民の避難はいつから開始するのか等について再質問しました。政府の回答からは、到底避難などできないことが明らかです。

●PAZ(5km圏内)の住民は、事故発生と同時に「避難の準備」、炉心溶融開始前=事故発生から約20分後に「避難の実施中」となります。実際には、準備も実施も不可能です。

●UPZ(30km圏内)の住民は、炉心溶融が始まっても、まだ「避難の準備」。放射線量が1時間あたり500μSv(0.5mSv)になってはじめて、「数時間内に区域を特定し、避難を実施」。
要支援者や避難道路が使えない地区の住民は「一時屋内退避」となっていますが、いつ避難できるかも分かりません。

2014年2月2日

関西広域連合への申し入れ(1月31日)報告

関西広域連合の避難計画に実効性なし・再稼働どころではない
バスの確保、スクリーニングの場所・方法、水の配布方法、要支援者の避難等々「まだ出来ていない」と認める